月経のメカニズム

知っておきたい、女性のからだ

女性のからだは、妊娠に備えて女性ホルモンを分泌しています。月経もまた妊娠のためにあり、ホルモンによってコントロールされています。月経は約28日周期で起こりますが、1周期は卵胞期、排卵期、黄体期、月経期の4つで構成されています。
 
・卵胞期 (約7日間)
卵巣内で、卵胞(卵子を包む殻)が成長する時期です。
脳下垂体から分泌される「卵胞刺激ホルモン」が卵巣を刺激し、卵巣の中の卵胞が成長します。成長した卵胞からは「卵胞ホルモン」(エストロゲン)が分泌されます。このホルモンが子宮内膜(受精卵のベッドのような存在)を妊娠に適した状態に変化させます。
 
・排卵期 (1日間)
一定量の卵胞ホルモンが分泌されると、今度は脳下垂体から「黄体化ホルモン」が分泌されます。この黄体化ホルモンが、成長した卵胞から卵子を排出させる「排卵」を促します。
人によっては、この排卵のときに、軽い下腹部痛やわずかな出血など、特有の症状を起こすことがあります。
 
・黄体期 (約14日間)
排卵したのち、卵胞は「黄体」に変わります。黄体から「黄体ホルモン」(プロゲステロン)が大量に分泌され、このホルモンが子宮内膜をさらに受精卵が着床し、妊娠しやすい状態に整えます。なお、黄体期は、月経周期の長短にかかわらず、約14日間続きます。
 
子宮内膜は、最初にエストロゲン、続いてプロゲステロンという、決まった順番でホルモンの作用を受けなければ、妊娠に適した状態にはなりません。受精卵が着床して妊娠が成立すると、黄体はさらに「妊娠黄体」に変化し、より多くのエストロゲンとプロゲステロンを分泌しはじめます。
 
・月経期 (約7日間)
妊娠が成立しなかった場合、黄体は「白体」へと変化し、消滅します。それに伴い、エストロゲンとプロゲステロンの分泌も自然に止まります。その後、受精卵の着床の準備をしていた子宮内膜がはがれ落ちることが「月経」です。
月経が終了すると、またすぐに卵胞期へと戻ります。

月経のしくみ
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