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オンライン外来>ピル>ピル自体への不安>副作用>海外で処方されたピルに不安があります。
質問
年齢:28
結婚:未婚
セックスパートナー:あり

出産経験:なし
海外滞在中に、避妊目的と月経痛軽減のため低用量ピルを処方してもらいました。現在は帰国しておりますが、このピルを飲み続けて3シート目です。最近、気持ちが落ち込むことが多く、もしかしたらピルによる副作用の「うつ」ではないかと気になっています。

また、最近日本の婦人科にも行ったのですが、「海外のピルは何かあったときに保証できないから」と、新しいピルを1シート処方されました。
ただ、海外の病院で「ピルは最低でも3シート飲まないと判断できない」と言われたため、どうするべきか悩んでいます。
今のピルの服用を中止して、日本で処方されたピルに変えたほうが良いのでしょうか?
質問
回答いただいたドクター:蓮尾 豊先生(弘前女性クリニック)
蓮尾 豊先生(弘前女性クリニック)
ピルの服用により、「うつ」あるいは「うつ状態」になることがあるとよくいわれますが、ピルが原因となっている研究報告はほとんどみられません。むしろ、月経前の「うつ」傾向に対して、ピルの服用により改善するとの報告が多くみられます。さらに、現代においてはさまざまなストレスがありますので、ピルの服用と無関係に男性も女性も「うつ」に陥りやすい環境にあるといえます。大事なことは、万が一ピルが原因だったとしても、治療が必要なほどの「うつ」になることはまずないので、この点を理解することです。

さて、あなたの場合の対応ですが、海外で処方されていたピルの種類、帰国してから処方されたピルの種類がわかりませんので、具体的にどうすればいいのかを書きにくいのですが、確かに3ヵ月は同じものを服用した方がいいとよくいわれています。その理由としては、ピル服用によりさまざまなマイナートラブルが起きることがよくあるのですが、その場合も、3ヵ月服用すればほとんどのマイナートラブルが解消されるといわれているからです。しかし、時には1シートでピルの種類を変更することもありますし、変更しても問題が起きるというわけではありません。

今後、あなたが国内にいるのであれば、まず海外で処方されたピルを3ヵ月間服用し、気分の変化がどうなるかをみるべきと思います。その上で、やはり「うつ」の傾向が改善されないのであれば、1相性であれば3相性に、3相性であれば1相性への変更を検討してください。さらに、国内で処方可能なピルの黄体ホルモンは4種類ありますので、今と違った種類の黄体ホルモン製剤のピルへの変更を主治医に相談するといいでしょうね。

「落ち込まない」人間はいません。大なり小なり、「落ち込み」を感じながら生活しています。むしろあなたがピルから受けるメリットの方を重視していけば、「うつ」の状態からも抜け出しやすいのだろうと思います。

(2014年3月)