【腟の入口がせますぎて入らない】
NAME:まる AGE:27 既婚/出産経験なし

性交時に腟の入り口が狭過ぎて挿入できず、なかなか濡れない。
体が反応しても腟の入り口が痛いくらい絞れるだけで、困っている。
このままだとずっと性交・妊娠できないのではないか。
男性経験は今の夫が最初です。



【セックスがうまくいかない】
NAME:うさぎ AGE:24 未婚/セックスパートナーあり

わたしは、今まで処女です。
しかし彼ができ、sexを初めてしましたが、なかなか入らず悩んでます。
指でも痛くて、彼からも『小さいんじゃない?』と言われました。
友達に相談してもみんな???と思ってるらしく、私はずっと結婚しても出来ないんじゃないかと悩んでます。
腟が小さくて入らないとか出来ないとかあるんでしょうか?
それとも私のなかのsexへの不安があるからなのでしょうか?



【夫とのセックスが痛くてたまらない】
NAME:ammy AGE:29 既婚/出産経験なし

夫とのセックスが痛くてたまりません。
付き合って間もないころは普通にセックスしていましたが、半年くらいしてから痛さのあまりできなくなってしまいました。
結婚して1年半になりましたが、普通のセックスはできないままです。
トライしてみても痛みは増すばかり。
性的な関係は満足していますが、ずっとこのままでは不安です。
婦人科で見てもらったのですが問題はないそうで、精神的なものだと言われました。
過去、外の男性との場合はこういうことはありませんでした。
夫が乱暴だということもありません。
外国に住んでいてどこに聞けばよいのかもわかりません。



【性交時の激痛】
NAME:toyo AGE:32 既婚/出産経験なし

20才の時、一度目の結婚をしました。
1年後くらいから性交痛がひどくなり、下腹部に飛び上がるぐらいの痛みが走るようになりました。
終わっても痛みがまったくひかず、翌朝くらいにやっとおさまるのです。
産婦人科では「器質的には異常ありません」だけ。
あまりの痛みに性交できず、離婚に追い込まれ、昨年、再婚しました。
しかし、やはり性交時には子宮のあたりに激痛が走ります。
もし何かの病気ならば10年以上放置したことになりとても不安です。



【帝王切開後セックスが痛い】
NAME:ぷりんがすき AGE:39 既婚/出産経験あり(2人)

帝王切開で二人を出産しましたが、sexの際痛くて出来ません。
最近は、主人が側に寄るだけで拒絶してしまいます。
産婦人科へ行ってもなかなか、私の思いは伝わりません。
男性の先生は、指を入れる練習をしたらいいとか、テクニックのことや、主人のモノが大きいのだろうと下品な冗談を言います。
私は必死な思いで勇気を出して相談しているのに。
傷つきました。
どうすれば、わかってもらえるのでしょう。
主人が、我慢してくれているのが本当に可哀想で辛いです。


【挿入ができない】

これらの方々の共通のテーマは、体の問題、あるいは婦人科的には異常がないのに、挿入できない(性器の結合ができない)ことです。

まるさん、うさぎさんは痛いというより挿入できない。
Toyoさん、ammyさん、ぷりんがすきさんはむしろ痛みを訴えていますが、いずれもワギニスムスといって、性交しようとすると腟が無意識に強く収縮して、挿入できない状態になるものだと思います。
無理やり挿入すれば痛いのです。

考えてみてください。
腟は性交するためだけでなく、出産時赤ちゃんが通る産道になります。
ゆっくり伸ばせば、直径10センチくらいの赤ちゃんの頭が通り抜けるのです。
ペニスに比べて狭いとか小さいとか言うレベルのものではありません。
ただし婦人科診察をうけていない人は、一度受診してください。
稀にですが、処女膜(本来膜ではなく、腟の入口の縁取りレースのようなもの)が本当に膜状で、月経血が出る小さな穴だけあいている人がいます。この場合は手術で簡単になおります。

ワギニスムスは身体の反応ですから、心理的なものといわれても、納得しにくいかもしれません。また心理的なものだとわかったからといって、すぐ治るものではありません。
たとえば人前で話そうとすると赤面し、心臓がどきどきして失敗してしまう人がいます。
赤面も心臓の高鳴りも、不安による自律神経(身体)の過剰反応ですが、わかっていてもすぐは治りません。

腟の収縮は、性交に対する恐怖や拒絶反応としておこるものです。
「初めの性交は痛いものだ」という強い思いこみや、体験した痛みがまたくり返されるという恐怖、などでおこるものです。
緊張していれば挿入は痛いし、性的に興奮すると出てくるはずの腟の潤滑液も出ないので、こすれたようになって、ますます挿入は痛くなってしまいます。

以前は問題なかったのに、出産その他をきっかけにワギニスムスになる人もいます。
出産の後で傷などが刺激されて痛いと、恐くなってしまう場合もあります。
また、その時の夫の態度や夫との関係性が変わり、セックスが嫌になってしまうと、これもワギニスムスをおこす原因です。

治療方法は性治療の専門家に相談することです。
腟の過剰反応を取り除くには、性の生理を理解し、自分があまり恐がらずにできそうなこと、たとえば指を入れてみる、タンポンを入れてみる、という練習から始めます。
少しずつ腟についての現実的感覚を身に付け、挿入を受け入れる自信をつけて、ペニスの挿入まで練習します。
自分でその通りやってみてもいいですが、おそらくナビゲーターとしての治療者がいる方が上手くいきます。
練習だけでなく、何故そうなったのか探す心理療法もします。
パートナーの理解、協力も必要です。なるべく一緒に受診してください。