妊娠するまで ―内性器とホルモンの働き―

避妊の基礎知識

女性のからだは、卵胞ホルモンと黄体ホルモン、2種類のホルモンの働きによって、周期的な排卵と月経を迎えます。
 
・ホルモンの働き
卵胞ホルモン(エストロゲン)は、卵巣の中で育つ卵胞(卵子を包んでいる殻)から分泌されます。女性ホルモンとも呼ばれ、第二次性徴を機に女性らしいからだをつくります。また、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くし、妊娠しやすい状態にします。
排卵は、卵巣から腹腔内へ卵子が飛び出す、いわば「卵巣のバクハツ」です。卵胞は排卵すると黄体へと変化します。黄体ホルモン(プロゲステロン)は、この黄体から分泌されます。子宮内膜に栄養を与えるなどして、受精卵着床するのにさらに適した状態に整えます。
 
・妊娠のメカニズム
排卵された卵子は、卵管の中に入り、そこに到達していた精子と出会って合体します。
その過程として、まず、射精された精子は卵管までたどり着いて、卵子を取り囲みます。たくさんの精子のうち、卵子の中に潜り込めるのはたったひとつです。選ばれた精子が卵子に結合した瞬間、卵子は膜を作り、他の精子をシャットアウトします。卵子と精子が結合した「受精卵」は、細胞分裂を繰り返しながら、約1週間かけて子宮へと送られ、子宮内膜に着床します。これによって、妊娠が成立します。
 
一方、子宮内膜をはじめとする内性器の準備を整えた後、妊娠している様子がない場合は、黄体ホルモンの分泌が止まります。その後、厚くなった子宮内膜を排出する「月経」が始まります。

女性の生殖器
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