バックナンバー Vol.3

ピルの基礎知識

中島明子さんの場合
 
年齢 26歳
職業 会社員(コンサルティング会社)
未婚
初経年齢 13歳
初めて低用量ピルを服用したとき 2001年7月
 
小中高大学と女子校で育ち、途中親の仕事なども含めての海外生活の経験があります。明るい普通の20代女性だと思っています。現在の彼とは約1年の付き合い。コンド-ムだけでの避妊に対する不安と、自分でもできる安心で確実な避妊法はないかといつも考えていました。 



■女性の私でもできる避妊法ってないんだろうか?
 
私は今年の夏からピルを服用しています。
現在付き合っている彼とコンスタントにHをする中、どうしてもコンドームだけでは不安が拭えず、自分でもできる避妊法はないかと常に考えていました。
日本では一般的にピルの存在が知れ渡っていないのか認知度が低いので、日常生活の中ですぐにピルの服用という考えにはたどりつきませんでした。
しかし、一度月経が遅れた時に不安になり、インターネットなどで真剣に避妊方法などについて勉強してみたことがあったのですが、その時多くの方々がホームページ上で低用量ピルについてかかれており、またその使用についてお勧めしていたので強く興味を抱き始めました。中絶を経験なさった方のホームページ、家族計画協会のホームページ、婦人科のホームページ、色々なサイトで低用量ピルを女性ができる確実な避妊法として明記してあったのです。
 
 
■母や主治医と相談して、ついにピル服用開始
 
初めはピルの実体もよくわからず、正直ちょっと抵抗がありました。
そこでまず、飲み始める前に前記のように色々なホームぺージを見たり、ピルに関する本を購入して研究することからはじめました。納得いかずに飲み始めるのはイヤだったから。
費用がどれくらいかかるのか、どういう副作用があるのか、妊娠できなくならないのか、子供を産む段階になってピルを服用していたことが弊害にならないのか…などなど。
私には内分泌系の持病があって、その為に毎日薬を服用しています。だから、薬を毎日服用することや飲み忘れるということに対する懸念や抵抗自体はありませんでした。
また、私は母親と仲が良く、比較的何事も話し合える仲なので、実は大学生時代に一度ピルの服用に関して母に相談したことがありました。その時は私の持病のことでピルを服用した際にどう副作用が出るか分からないので、恐いから止めて欲しいと言われました。
当時はまだ母の扶養家族だったこともあり、色々考えてピルの服用には至りませんでしたが、社会人になり、自分の体には自分で責任を持てると判断して、今回初めてピルの服用を決意したのです。
もちろん、服用する前には自分の主治医ともピルの服用について相談いたしました。
そうして思い切って飲み始めてみたら、副作用があったのも最初の2,3周期のみで、それも乳房の張れやふくらはぎのむくみだけですんだのです。 
 
 
■相性が良く、気張らずに通いやすい婦人科をさがした
 
ピルを服用すると決めてからは、とくにピルの料金や処方してくれる婦人科について色々調べました。婦人科によっては、ピルの処方の際に薬代とは別に「コンサルティング料」がかかるところがあることを知り、経済的なことも考えて、初診料がなるべく安く済むところ、また毎月のピル代がなるべく安いところを一生懸命さがしました。
オーキッドクラブのHPで自宅近所、もしくは勤務先周辺で自分が診察時間内に行けそうなところを探し、何件かに電話を入れ詳しいことを聞いてみました。そうしたなか対応が良く、料金も安く、あまり気張らずに行けそうな近所の婦人科に相談しに行ったのです。
ピルの処方に際しては、先生との問診があった程度で特別な検査はありませんでした。
もちろん、私の場合は持病の問題がありますので、婦人科の先生に相談した後、主治医とも相談してピルの服用を決めました。
 
 
■ピル服用で、不安から解放された
 
ピルを服用することになってから、月経の時期が分かるので行動もしやすくなりましたし、彼との関係の中での女性としての不安からは少なからず解放されたような気がしています。
毎日飲み忘れないようにすること、また7日間の休薬期間には気を使いますが、それさえ気をつけていれば日常生活にはなんの支障もないと思います。
いつの日か結婚して子供を産む準備が出来た時に、ピルの服用をやめる事を考えると多少の不安もなきにしもあらずですが、現在の生活においては私はとてもハッピーに過ごしています。
 
 
■彼ともきちんと話し合えたことで、絆が深まった
 
私は、中絶だけは絶対にしたくないと思っています。それは、ただ単に中絶という行為がどうのこうのというのではなくて、注射が嫌いな方がいるように私も中絶というものが怖くて仕方ないからなのです。
そんな私は、まさかという時の恐怖感ゆえからか、男の人だけでなく女の方からも避妊に責任を持てるものを・・と常に思っていたので、ピルの服用に踏み切れたような気がします。
相手がコンドームをしていても、どこかに残る不安でセックスに集中できないのも嫌だったのもあるかもしれません。
また、今回ピルを服用しようと考えられたのも、現在お付き合いしている彼との関係を前向きに真剣に考えたい自分がいたからなのかもしれません。
ただ、ピルを飲むことで全ての責任を一人で負いたくはなかったので、飲む前にピルを飲もうかと考えていることを彼に正直に伝えました。あまりピルについての知識が無い彼は、副作用などのことを懸念しあまり良い気がしていなかったようですが、私の意志を尊重してくれ、主治医と相談して持病の薬と併用しても何も問題が無ければ良いとOKしてくれました。
ピルを飲み続けている今でも、時と状況によっては彼もコンドームをつけてくれますし、今では二人ともに楽しんでセックスをできるようになっています。また、避妊について二人できちんと話し合えたことで、更に絆が深まったような気さえします。 
 
 
■自分のために、相手のために、そして二人のために
 
建設的な二人の関係を維持、また作り上げていく上でセックスは欠かせないことであって、その中で避妊は大きな割合を占める気がしています。
なので、自分が自分で責任をとって様々な問題を回避できるのであれば、特にその問題が女性に大きく負担になるものとして、ピルの服用はお勧めです。
まだまだピルについて無知な周囲ですが、私は隠さず友達にピルを飲んでいることをアピールしています。
素敵なSex Lifeと自分の人生・相手の人生の為に、自分にできることがあるのは素晴らしいと思っています。
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